
815系電車(815けいでんしゃ)は、九州旅客鉄道(JR九州)の交流近郊形電車。1999年(平成11年)10月1日の豊肥本線(熊本〜肥後大津)の電化開業にあわせて営業運転を開始した。
概要
JRグループでは初めてFSW方式(摩擦撹拌方式)により製造されたダブルスキン構造(2枚のアルミ合金の間に補強材を入れてある)アルミ車体を採用し、従来の813系より更に軽量化が図られた。制御方式はVVVFインバータ制御。車内はユニット化により製造工程の合理化が図られており、同時にJR九州発足以降の新型車両としては初めてロングシートが採用されている。また、同社で初めてIGBTを用いた交流回生ブレーキが使用可能な主変換装置や、ワンハンドルマスコンを採用した車両でもある。2両編成が基本で、ワンマン運転対応である。FSW方式による車体製造と内装のユニット化は日立製作所のA-trainシステムであることもありほとんどが日立製作所製であるが、N26編成のみ小倉工場製。 この車両の設計思想は817系にも受け継がれることになる。
2001年、グッドデザイン賞及びブルネル賞を受賞した。最高速度120km/h。
運用
熊本地区用の車両は熊本鉄道事業部熊本運輸センターに所属(うち8両は豊肥本線高速鉄道保有株式会社が保有)し、豊肥本線の他、熊本地区の鹿児島本線(鳥栖〜八代)でもワンマン運転に使用されている。その後大分地区の車両置き換え・ワンマン化により大分鉄道事業部大分運輸センターにも配置され、日豊本線(中津〜佐伯)に登場している。

